2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『空き家の紫陽花』2.汽車が来るまで(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●秋まで花がある紫陽花は灰色になる。でも、どんなに枯れても来年も色とりどりで楽しませてくれるはずだ。紫陽花は強いから。 どんな場所でも文句を言わず華やかに演出してくれるんだ。 この詩に合わせてかかれたイラストが淡くはか…

鉄のストーブ(グリム童話集4)

グリム童話集4『鉄のストーブ』☆山室静*訳☆偕成社文庫●そんなところに閉じ込められたらまずいやだね。 そこから解放されるにはリアルにひたすら穴を開けるだけとはなんだかアナログです。

『階段』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●階段はいろんな思いをのせて、登っていくんだね。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ だれがなんと言おうと(会いたいだけ・09/10/22・hiroc8)

『心のまんなかに』2.汽車が来るまで(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●心のまんなかに出ておいで。心のまんなかに自分の小さな勇気を迎えたいね。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ あなたに会うための魔法を今から習いに行くところです。 成果は1秒後かも100年後かもしれないけれど。(魔女のたまご・09/10/26・hiroc8)

まじめなフェレナンドとふまじめなフェレナンド(グリム童話集4)

グリム童話集4『まじめなフェレナンドとふまじめなフェレナンド』☆山室静*訳☆偕成社文庫●愛は時には殺人も。 人間の感情はいろいろ変わるものだ。物語はパターンにはまっているとは限らない。

『片目のジャックはお好き?』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●すべては彼女のためにある。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆なんだかわからぬ落ち込みにおそわれどっちに進めばいいかわからなくなる 方向を見失ってやみくもに歩いたら いつしか力尽きていた やりとげられないまま力尽きていた だから寝てるひまなんか…

『朝の現実』2.汽車が来るまで(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●夢の真っ暗な谷底がその朝なら…かなしいよ。 現実はその中にまぶしい朝があるんだろう。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ きっと自分は死に立ち向かう強さはないよ 生きていることにだって立ち向かえていないのだから だからねえ呼んでよ(生きてること…

悪魔とそのおばあさん(グリム童話集4)

グリム童話集4『悪魔とそのおばあさん』☆山室静*訳☆偕成社文庫●最後まであきらめない。 例え、無理難題だったとしても。

『汽車が来るまで』2.汽車が来るまで(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●15分間の自由があったら何をしようか? ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆人混みであればあるほど孤独を実感する まわりに人がいないのは自分のせいで だれにも合わせられないのは自分の問題(ひとり・09/10/23・hiroc8)

『みじかい別れのスケッチ』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●孤独なのは他でもない自分だ。お別れは手紙に書いてあるのかな。寒い北国から。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 君じゃないものをみて君を想う(会いたいだけ・09/10/22・hiroc8)

三人兄弟(グリム童話集4)

グリム童話集4『』☆山室静*訳☆偕成社文庫●魔法を解くには強い意志と勇気が必要である。 ありふれた日常にも必要である。人生において必要なことかもしれない。

『心臓』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●心と心臓の距離はせつないね。だれもが意識しても無意識にも心と心臓は切り離せない大切でやっかいなものだ。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今夜見た深い藍色の空を思い出しているよ やさしい感じで包み込んでくれる夜空 あなたまで続いてる(季節の紅…

『わすれもの』2.汽車が来るまで(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●幼い日のわすれものはとりにもどれないか…。心の奥に残っているのにね。 本当は思い出したくないからかもしれない。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆人生の軌道修正をかけようじゃないか。 時間がかかるかもしれないけど。 自分が自分であるために。(…

『足』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●どのくらいこの足で歩いてきたのだろうか。 これからもこの足で歩いていくんだ。自分を死にはこんでいくものだとしても。 さみしい歩幅なのは人生だからでしょう。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 時間は常に流れている 自分が立ち止まりたくてもそんな…

『砂時計』2.汽車が来るまで(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●そんなときはきっとだれにでもある。時が無駄に刻まれていくのを見送るだけの時間。ただ次の砂が終わったら立ち上がって行こうじゃないか!◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆突然、思い立ったこと それがうれしいといいけどどう届くかな?(秋の味覚を……

森のおばあさん(グリム童話集4)

グリム童話集4『森のおばあさん』☆山室静*訳☆偕成社文庫●魔法を解くには強い意志と勇気が必要である。 ありふれた日常にも必要である。人生において必要なことかもしれない。

『全身』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●すごいとうなる。 絶妙な言葉の追いかけっこが時間軸をつくりだす。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ あなたに見とれたい、触れたい、声を聞きたい、うれしいって話をしたい、抱きしめたい (全身・09/10/15・hiroc8)

『夜汽車の詩』2.汽車が来るまで(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●はじまりの絵がなんとも素敵だ。サンセットの中で遊ぶ幻想的な世界。 それに反してはじまりの詩のなんともさびしいこと。人は孤独であるからこそ時々孤独と向き合って、歩いていくのでしょうか。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆これからは決して逃れ…

ロバになるお菜(グリム童話集4)

グリム童話集4『ロバになるお菜』☆山室静*訳☆偕成社文庫●不思議なものはいっぱいあるのだきっと。たぶん人間は腹黒いから実際に手に入れられないように世界はできている。 そんな不思議なものを考えたりするのは楽しいな。 純粋な気持ちであったらよい魔法…

『いつか』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●宝石をみつけるんだ。 きっとだれにも平等に宝石は与えられている。それを宝石とみるか石とみるかは自分次第。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ この願いが叶ったら自分は変われると思った 大きく一歩も十歩も踏み出すはずだったのに 狭い世界が精一杯で…

『雨のこども』1.ガラスの糸(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●まっさきに降りてきてうれしかったんだな。かわいい、おどかしかただね。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆決めたら後は進むのみ 前をみて、あなたをみて(書いていくよ・09/10/11・hiroc8)

こわいもの知らずの王子(グリム童話集4)

グリム童話集4『こわいもの知らずの王子』☆山室静*訳☆偕成社文庫●こわいもの知らずで突き進んだら何も恐れることはなくなるかもしれないな。 気持ちの問題が一番大切。

『宝石』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●だれもがきっと宝石を欲しがるのでしょう ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆人混みを避け、人のいない場所を選んで今日もいく だれかと向き合う勇気がまだまだ持てなくて逃げてる このままでいいはずないけどこのままいくんだろうな(ひとりぼっち・09/10/0…

『日暮れの空』1.ガラスの糸(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●みんなオレンジ色のサンセットを浴びて遊びたいんだ。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆時々、呼吸することさえ忘れてしまいそうになる。 (あなたのことでいっぱいで・09/10/08・hiroc8)

星の金貨(グリム童話集4)

グリム童話集4『星の金貨』☆山室静*訳☆偕成社文庫●果たして自分は困っている人がいたとき自分の持っているわずかなものを手放すことができるだろうか 自分に必要なものはこの体だけでそれ以外をだれかにすべて分け与えたらきっと身軽になるだろうに。

『宝石』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●だれもがきっと宝石を欲しがるのでしょう。 そして、あきらめきれないんだ。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆自分の心の闇は自分だけのもの この先も明るみには出ないで潜みつづけて巣くう(白い闇・09/10/06・hiroc8)

『空のこころ』1.ガラスの糸(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●空のこころを知ったらうれしくなるかな? 白い雲はわかるのかな? ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆まぼろしと現実の区別はどこにあるのだ いつだってまぼろしの中にいたらそれは自分の現実か それともただの妄想か (ほんとうのこと?・09/10/05・hiro…

三人の職人(グリム童話集4)

グリム童話集4『三人の職人』☆山室静*訳☆偕成社文庫●悪魔に手を貸して、幸せになれるのか? その魂を悪魔なら簡単に手に入れられたのでないか? 複雑にしたモノゴトノ過程が大事なのだろうか?

『忘却』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●忘れてしまったことは思い出した方がよいのかわるいのか。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆あなたがみているのは私の知らない場所 そこに向かって走っているあなたに追いつけるの?(できないことはないはずだ・09/10/03・hiroc8)

『雨あがりに』1.ガラスの糸(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●雨あがりは雨つぶのあとが様々のものを潤すんだ。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆自分の知らない世界に嫉妬している 知らないなら知るか、自分の世界を貫くかであるのに (時を駆ける・09/10/02・hiroc8)