2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『あのひとの歩みは美しく/ヘブライ歌曲』バイロン詩集

☆吉田新一 訳☆三笠書房●すべてが甘やかに融け合っている人はただただまぶしいのみ。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 君の声だけが僕を生かしている そのやわらかで甘美な君の声が (声・10/12/12・hiroc8)

『安らかな死/1809年-1813年』バイロン詩集

☆吉田新一 訳☆三笠書房●安らかな死はだれもが望むこと。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 自分の世界は閉じられているのかもしれない だれかと行動して普段みていないことを発見する たぶん他人と関われば関わるほど広がってゆくのだろう (広がっていく・10/12/11・hiroc8)

『去れよ 去れよ 哀しき楽の音よ/1809年-1813年』バイロン詩集

☆吉田新一 訳☆三笠書房●求めるものはただそれだけ。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今太陽は僕を照らしている (たぶん・10/12/10・hiroc8)

『セストスからアドビスまで泳いだ後で/1809年-1813年』バイロン詩集

☆吉田新一 訳☆三笠書房●人間はいつだって愚かにも馬鹿にもなれるものだ。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 君に連絡できないくらい忙しくて でも大丈夫さ やっている仕事は好きで 君とはこうして通信しているだろ (空から・10/12/09・hiroc8)

『別離(わかれ)/1809年-1813年』バイロン詩集

☆吉田新一 訳☆三笠書房●わかれの傷はいえることはあるまい。きみがこんな風に思っている間は特に。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ さみしい気持ちは君と共有することでうすらいでいくのかもしれぬ 孤独とは絶対に消せない自分にくっついている 透明な一部切り離すことは到底で…

『アテネの乙女よ きみ別るる前に/1809年-1813年』バイロン詩集

☆吉田新一 訳☆三笠書房●われはきみを愛す。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ことばをうまくつなぎ合わせたらきみのつくった言葉になるか (おなじ月夜を見ていた・10/12/07・hiroc8)

『魔法はとけ 恍惚は去った―アテネにて/1809年-1813年』バイロン詩集

☆吉田新一 訳☆三笠書房●賢者が生きたように生きたい。ほんとうを生きたい。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 傷つくのが怖くてずっと隠れていたのに 君はいとも簡単に僕を見つけるんだな (はじめよう・10/12/06・hiroc8)

『マルタ島にて ある写真帖に/1809年-1813年』バイロン詩集

☆吉田新一 訳☆三笠書房●人は遅かれ早かれ死んでいくのですね。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ これをしないと君に会えない 強制的なことじゃないのに やりたいことなのに なんでだろう 時間だけが同じに流れていく (ダメ人間・10/12/05・hiroc8)

『アンブラキア湾を渡るとき作った歌/1809年-1813年』バイロン詩集

☆吉田新一 訳☆三笠書房●君だけを。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 晴れ渡っている空を 夕暮れ時の瞬間を 空と景色のグラデーションを 美しく感動した世界を君にみせたくなる (冬の景色・10/12/04・hiroc8)

『雷雨のさなかに作りし歌/1809年-1813年』バイロン詩集

☆吉田新一 訳☆三笠書房●雷雨で荒れ狂うなかわが胸を燃やす思い。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 僕にできることはあまりないけど できることをフル稼働して君にこれを差し上げよう (僕らの秘密・10/12/03・hiroc8)

『フロレンスに/1809年-1813年』バイロン詩集

☆吉田新一 訳☆三笠書房●君は遠き遥かな場所にいようとも君を思う。せつない思い。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 雨がはっきりと忍びよってくる 落ち葉をしっかり踏みながら リズムを響かせて今大地をしめらす (雨が降る・10/12/02・hiroc8)

『カディスの女/1809年-1813年』バイロン詩集

☆吉田新一 訳☆三笠書房●まっすぐで強くて愛にあふれている。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ いつかは忘れてしまうのかな。うれしいとか楽しいとか感動したことすべて。 君を大好きだったことも何もかも。 (心の奥には刻まれている・10/12/01・hiroc8)