2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『白昼夢』3.恋のかげり(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●最後に必ずあなたが助け出してくれるなら白昼夢をみてもよいかな。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆本当はメールや手紙だけじゃなくて会いたいんだよ 笑顔にみとれてふれていたい 大好きなその心地よい声で最近あったことを話してよ (どこでもドアをく…

まっ黒けな三人のお姫さま(グリム童話集4)

グリム童話集4『まっ黒けな三人のお姫さま』☆山室静*訳☆偕成社文庫●突然起こる出来事は吉か凶か。お金はただではもらえない。

『惜春鳥』(悪魔の童謡)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●少しおそろしくて、毒があってリズミカル。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆黄金色の葉っぱたちが美しく舞う景色あと何回楽しめるかな できればこの美しいを君と共有したい (黄金色の景色・09/11/28・hiroc8)

『かくれんぼ』3.恋のかげり(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●かくれていることはかくしたいこと?みつけてほしいこと?◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆繋がりを確信したり、しなかったり これは妄想なのだろうか きっとそうなのだろう、いや違うかもしれないぞ ストレートじゃない変化球慣れてそのうち思いきり…

鉄のハンス(グリム童話集4)

グリム童話集4『鉄のハンス』☆山室静*訳☆偕成社文庫●魔法はだいたい悪い方にかかってしまうん。とけるまでは試練でとけたあとは幸せになる。 このお姫さまは積極的であるな。

『肩』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●肩はいろいろ変化する。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆今日は昼過ぎから晴れ渡る 青空が町を照らす 鮮やかに紅葉している木々とグラデーションしたり、景色と空が混ざり合う(とある午後のこと・09/11/25・hiroc8)

『遠くへ』3.恋のかげり(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●忘れたいならあなたに会わぬ方がよい あなたを連想するすべてを排除したらあなたを私から無くしてしまえるのだろうか◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆心は弱くてふにゃふにゃ でも固くないからいつでも気持ちはコロコロ変わるの (心を安定させるには・…

白い花よめと黒い花よめ(グリム童話集4)

グリム童話集4『白い花よめと黒い花よめ』☆山室静*訳☆偕成社文庫●もしかすると魔法の力で美しいと思って一緒になっている人たちはいるんだろうか。いるかもしれない。魔法は気づかれないようにかかるのだろうから。

『黒板』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●消しても消しても消えないもの…君の名前。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆太陽のない空だって 寒い日だって ずっとは続かないどんなお天気でも君に会いたい(明日はあたたかい日かもしれない・09/11/22・hiroc8)

『辞書』3.恋のかげり(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●愛という言葉は人によってまったく違う言葉になるのだろう。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆きみがこの世界に存在するから生きている 生きていたい、見つめていたい、ふれあいたい (シンプル・09/11/21・hiroc8)

六人の家来(グリム童話集4)

グリム童話集4『六人の家来』☆山室静*訳☆偕成社文庫●この世の中の無理難題をとくためには並外れた力を持たなければならない。 並外れた力はひとつだと偏りがあるけれどいろんな並外れた力が揃えば難題も簡易問題になる。

『黒板』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●消しても消しても消えないもの…君の名前。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 寒いからてぶくろを出した 片方だけだけど なくした片方を思った いまどこにいるの今、君に読んであげたい絵本もてぶくろだよ(てぶくろ・09/11/19・hiroc8)

『へだたり』3.恋のかげり(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●あなたと私にあるガラスのへだたり。どこまでも越えられないのかな。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ あなたに近づきたいと言いながら壁をつくっているのは自分だ あなたが近づいてもふれられないように だれからもさわれないように (壁・09/11/17・h…

おどりぬいてすりきれたくつ(グリム童話集4)

グリム童話集4『おどりぬいてすりきれたくつ』☆山室静*訳☆偕成社文庫●訳のわからない出来事はあって人間はそれを知りたがるのですね。

『サ行二段活用恋愛形』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●短い中にも思いがつまっている。そして、うまい! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ どんな誓いをたてたらちゃんとできるのか 君に届けたい言葉と想いは自分によってのみこまれていく (君に贈るもの・09/11/16・hiroc8)

『恋は坂道』3.恋のかげり(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●あなたとともにどこまでも駆けのぼりたい。それはみんな願うことだ。 恋にあるのは登り坂のみ。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆何かに依存しないで生きていきたい 自分に依存されている側はどう思っているんだろうか 確たる決意がなにひとつもてない…

キツネと馬(グリム童話集4)

グリム童話集4『キツネと馬』☆山室静*訳☆偕成社文庫●できないことをやってしまうこともこれまた才能。 こんな助け合いはすばらしい。それにしても養うことは何か利点がないとだめなのか…。

『ハート型の思い出』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●ハート型の思い出はいつまでも心に残るのでしょうか。そして消せないんだ。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 自分がしたいと思うことは自分勝手なことばかり 例えば…今すぐ会いたいなんてね(わがまま・09/11/13・hiroc8)

『日曜日』3.恋のかげり(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●こんな日曜日がずっと続くことが幸せなんだよな。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆過去のあなたを永遠に閉じ込めて繰り返す ずーと聴いていたいその声を手に入れた あなたのかけらを手に入れた (リピート・09/11/12・hiroc8)

べっぴんさんのカトリネルエとピフ=パフ=ポルトリー(グリム童話集4)

グリム童話集4『べっぴんさんのカトリネルエとピフ=パフ=ポルトリー』☆山室静*訳☆偕成社文庫●この会話とオチはめでたしめでたしなんだろうか?

『財産目録』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●自分の財産目録をつくったらどんな風になるのかな? ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆雨がしっかりとやさしく降り注ぐ 規則正しい音を響かせて 夜の闇に溶け込むみたいに(呼吸のリズム・09/11/10・hiroc8)

『恋のかげり』3.恋のかげり(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●恋にはまぶしさもかげりもすべてが含まれる。だってそれが恋でしょ。メリハリがあっるからこそワクワクドキドキするんだろう。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆宝物はひとつだけでよい たくさんあったら持ちきれなくてこぼれてしまうでしょ? 離さない…

一つ目、二つ目、三つ目(グリム童話集4)

グリム童話集4『一つ目、二つ目、三つ目』☆山室静*訳☆偕成社文庫●他と少しでも違うとなぜ排他的になるのだろう。きっと自分にないから怖いのかもしれない。 何事にも何が起きても耐えなくてはらない。 そして、時間は平等に過ぎていく。すべて許し合った時…

『ひとり』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●実はみんなこんな名前のとりなのかもしれない。 ひとりという本当の姿を隠すために着飾って悟られないように暮らしているけれど。 ひとりというとりが忘れられないのは自分の奥に常に潜んでいるとりだから。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ やはり君は宇…

『五十秒』3.恋のかげり(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●悲しい五十秒の後には幸せな五十秒がくるだろう。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆うれしいや悲しいはどこからくるのかな? いちいち感情があらわれなければよいのに 感情がないと人間らしくないだろうか(感情の行く先・09/11/6・hiroc8)

名人四人兄弟(グリム童話集4)

グリム童話集4『名人四人兄弟』☆山室静*訳☆偕成社文庫●子どもはいつの時代も旅立って、大きく羽ばたいていくものだ。

『愛の天文学』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●人はどこかで星を数えているのかもしれません。 恋愛論と星を。星はキラキラ輝いて自分のことを応援してくれてるのかな。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆白い闇があると君が言った 白い闇は僕らを包んで光をみせなかった 隣にいたはずの君もわからぬほど…

『風』2.汽車が来るまで(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩☆牧村慶子*絵●風はいつもやさしくだれかを応援している。例え強風だとしても。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ケチな出来事にいつまでもとらわれて悲劇のヒロインになるつもりか そんな日々に安息と幸せがあるはずないじゃないか (羅針盤の向き・09/11/3・hiroc8)

なまけものの糸くり女(グリム童話集4)

グリム童話集4『なまけものの糸くり女』☆山室静*訳☆偕成社文庫●彼女はなまけものというよりいかに働かないかをうまく考える。 それを違うことに使えば仕事を効率よくこなしてスペシャリストになれるのに。 人間はなぜかよからぬ方へいってしまうのだろうか。

『思い出がいやになったら』(ぼくが男の子だった頃)寺山修司少女詩集

☆寺山修司*詩☆角川文庫●思い出は消せないものである。そして、増えていくのだ。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 近いようで遠くて 遠いようで近くて お互いの存在自体まぼろしなのかもしれない(宇宙の一部・09/11/1・hiroc8)