わがままな恋しかできなかったから

『さぼてん』(思い出の中に海がなかったら)

☆きのゆり*詩

☆牧村慶子*絵

●さぼてんに魔法をかけたら宝石みたいなキラキラしたきれいな馬車になるんじゃないかしら?

さぼてんはトゲがあるのにみているとなごんでいくから何か不思議なちからがあるのかもしれない。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


いつも通る神社にある木。
昨日まではぷくりとしたつぼみだったのに新芽たちが騒がしく外にでる。
その緑色の凛としていること。
時間は流れていて巡っている。
早く過ぎてしまうことをきっと知っているから自分たちが生まれたことをこんなに喜んでいるんだろうか。


(新芽・09/04/03・hiroc8)