天窓のある家

夢の果て―安房直子十七の物語

夢の果て―安房直子十七の物語

『天窓のある家』
安房直子十七の物語
安房直子・文
☆味戸ケイコ・絵
瑞雲舎

●このお話もこわいです。ひとつの木の犠牲によってひとりの人間が立ち直る。もしも、元気になれるなら私も犠牲にしてしまうかもしれない。
まぁ、この主人公はきれいで手放すのがおしくなったその結果ということになるのだが。
木の影を手に入れて元気になれるのであればどんなことをしてでも手に入れたいと思うだろう。