サリーさんの手

夢の果て (講談社文庫)

夢の果て (講談社文庫)

『サリーさんの手』
安房直子 
☆味戸ケイコ
講談社文庫

●なんてファンタジーな話なのだろう。
愛というものは無機質なものを命あるものに変える力があるのだな。
短い話の中にサリーさんの目の色を矢車草の青など色の形容を素敵なものと結びつけているところにまた想像力が働く。