『さがす』(時には母のない子のように)寺山修司少女詩集

寺山修司*詩

☆角川文庫

●ひとは心を満たす何かを常に探している。どんなに探してもこどくをうめつくすものはどこにもないのかもしれない。
人間はひとりで生まれてひとりで死んでいくんだからだれといても楽しいことをしてもこどくからはのがれられないんだ。
だからこどくを連れてさがしものをするんだな

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自分のこどくを愛するしかこどくを克服する方法はないのでしょう
ごまかしても忘れたフリをしても必ずとなりにこどくはあるのです

(こどくのこと・10/07/14・hiroc8)