『タンポポ』1.ガラスの糸(白い翼のわすれもの)

☆きのゆり*詩

☆牧村慶子*絵

●少し季節外れではあるけれど。タンポポは毎年春とともにやって来て飛んでいく。当たり前の光景を毎年こんな風に維持していくんだね。


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本当に必要なものは自分の身体だけなんだと教わった
でも弱い自分は身体だけだと不安で物という鎧をつけて進んでいこうとする
本当は自分の身体以外は何も必要ないことを知っているのに
弱さをだれにも見られまいと強がった鎧、余計に自分の歩みをゆるめるのに
雨にあたって、洗い流して進もうか
(身体ひとつで突き進むのだ・09/08/30・hiroc8)