2009-05-23 寺山修司少女詩集 詩 『海のアドリブ』(海)☆寺山修司*詩☆角川文庫●自分の描いた海に飛び込めたら…幸せなのかな? 絵は欲しくないけれど。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 私は海の泡でした。 だから海を見たり、触れたり、波の音を聞くだけで心が騒ぐのです。 命が尽きた時、きっと泡に戻るでしょう。 そして広い海に漂いながら人間になって、あなたに会いたいと思うのです。 (海の泡・09/05/23・hiroc8)