グリム童話集1『カエルの王さま』
☆矢崎源九郎*訳
☆偕成社文庫
●このシリーズは原話に基づいて書かれています。
一度、約束したことは守らなければいけない。
まりがどんなにお姫さまにとって大切なものであるか書かれていて、カエルとの約束だからまりを取り戻すために安易に約束を受けてしまう。
カエルがどんなにみにくくて、近づきたくないかも書かれていて壁に投げつけるまでの過程が耐え難い結果であると理解できる。
父親である王様が娘に甘くなくカエルとの約束を守るようにという態度がよかった。
王子のことを待っていた家来の喜びでお話はしめられる。