巨人のフィンとルンドの本寺(北欧のむかし話)

北欧のむかし話『巨人のフィンとルンドの本寺(スウェーデンの話)』

山室静・編訳

偕成社文庫

●昔から名前というものは大事なものである。
このお話みたいに名前を当てるストーリーはとても多い。
名前はその人を現すすべてでありその人そのものだ。人は名前をだれかに呼ばれた時からそこで存在を認められるのだろう。
悪いことをした人は名前を呼ばれることにより罪と自分が浮き彫りになるから隠したがるのだろうか。